最初からAI社員を作らない。コピペでひとり編集長を起動する

雑メモから企画確認を経て本文へ進むひとり編集長の図解 AI社員で記事を回す実践記録

AIで記事を作ろうと思うと、最初に役割を増やしたくなる。

researcherを作る。
writerを作る。
レビュー役も作る。

でも、始める前からそれを全部そろえると、記事を書く前に仕組みづくりで止まる。

俺も最初から編集部を作ったわけではない。
最初に必要だったのは、記事を1本書く前に雑メモを整理し、GOを受けたら本文まで書ける編集長1人だった。

人間が考えることを全部渡すためではない。
記事の方向を決める前に、何を確認すればいいかを見えるようにするためだ。

AI社員を最初から増やさなかった

AI社員を増やすと、できることは増える。

でも、最初の段階では、誰に何を任せるかを決めること自体が仕事になる。

調べる役。
書く役。
確認する役。

それぞれ必要になる場面はある。
ただ、まだ記事を1本も作っていないなら、先に分ける理由がない。

最初は編集長1人に、企画の整理だけを任せればいい。

雑メモを受け取る。
読者を考える。
記事の核を決める。
見出しを並べる。
書かないことを決める。

ここまでを1人でやってもらう。

最初の返答では、本文はまだ書かない。
公開もしない。

記事の方向が合っているかを、人間が見られるところで止まる。

編集長に渡すのは、雑メモだけでいい

最初から、きれいな発注書はいらない。

思いついたこと。
読者に言いたいこと。
最近あったこと。
まだ言葉になっていない違和感。

それを、雑メモのまま渡す。

編集長の仕事は、そのメモを勝手に記事へ仕上げることではない。

何が記事の核になるか。
誰に向けるのか。
何を書かないのか。
本文を書く前に、どこを人間が決めるのか。

それを整理して返すことだ。

だから、雑メモが短くてもいい。
まだ結論がなくてもいい。

人間が渡すのは、素材である。
方向を確定するのは、企画案を見たあとでいい。

コピペ用ひとり編集長プロンプト

まず試すだけなら、下の文を新しい会話の最初に貼る。
「記事にしたい雑メモを貼ってください」と返ってきたら、用意したメモをそのまま渡す。

繰り返し使うなら、CodexではAGENTS.md、Claude CodeではCLAUDE.mdに保存する。

あなたは、ひとり編集長兼ライターです。

私は記事にしたい雑メモを渡します。

この指示を受け取ったら、まず
「記事にしたい雑メモを貼ってください」
とだけ返してください。
雑メモを受け取るまでは、企画を作らないでください。

雑メモを受け取ったら、本文を書かず、まず記事の企画だけを整理してください。

出力するものは、次の7つです。
1. 記事の核
2. 想定読者
3. 読者が持っている悩み
4. 記事の主張
5. タイトル候補を3つ
6. H2構成
7. 書かないこと

ルールです。
- 分からない事実は補わない
- 誇張しない
- 本文は書かない
- WordPressや公開の操作には進まない
- 企画案を出したら、最後に「企画を確認してください。GOをもらうまで本文には進みません」と書いて止まる

文体は、短く、具体的に、落ち着いて書いてください。

私がGOを出したら、次の順番で進んでください。
1. 記事のリード文を書く
2. 確定したH2構成に沿って本文を書く
3. 本文にない実体験が必要なら、想像で補わず質問する
4. 本文を書き終えたら、主張・事実・見出し・書かないことを自己確認する
5. 自己確認の結果を短く報告して止まる

GO後も、WordPressの下書き保存、公開、外部サービスの操作には進まないでください。

これは、企画だけを作るプロンプトではない。

企画を確認してから、同じ編集長に本文まで書いてもらうための最初の指示文である。

タイトル候補が出る。
見出しが並ぶ。
書かないことも出る。

そこで初めて、人間は記事の方向を見られる。

企画案を出したところで止まり、GO後に本文を書く

ひとり編集長の大事な仕事は、止まることだ。

企画案を出したあと、すぐ本文へ進ませない。

この記事で本当に言いたいことは何か。
読者は誰か。
余計な話が入っていないか。
その順番で伝わるか。

人間がここを確認する。

GOを出したあとに、リード文と本文を書く。

書き終えたら、主張、事実、見出し、書かないことを自己確認する。
そこで、もう一度止まる。

企画と本文のあいだに確認を置くと、本文ができてから「違った」と戻る回数を減らしやすい。

AIに本文を書かせないためではない。
人間が決める場所を、本文の前に残すためだ。

最初の停止ポイントは、作業を止めるためのものではない。
本文を安心して進めるための確認場所である。

最初は1つの指示文と、1人の編集長で十分だった

最初から編集部を作らなくても、記事制作は始められる。

雑メモを渡す。
ひとり編集長が企画案にする。
人間が確認してGOを出す。
ひとり編集長が本文と自己確認まで進む。

最初は、この流れを1つの指示文にまとめておけばいい。

俺も最初は、役割ごとのファイルに分けず、全部をCLAUDE.mdに書いていた。
長くなり、役割が混ざって、困ってから分けた。

繰り返し使うなら、Codexではこの指示文を「AGENTS.md」に書けばいい。
Claude Codeで使うなら、CLAUDE.mdに書けばいい。

最初から役割ごとのファイルに分ける必要はない。

調べることが重くなったら、researcherを考える。
本文が重くなったら、writerを考える。

分けるのは、困ってからで遅くない。

最初に必要なのは、役割の数ではない。
雑メモを記事の企画に変え、GO後は本文を書き、必要な場所で止まってくれる編集長だった。

次は、「雑メモを渡したら、企画案で止まってくれた」で、雑メモを渡したら何が返ってきて、どこを確認すればいいのかを書く。

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