記事を書く場所と、画像を作る場所が分かれていた。
記事はClaudeで作っていた。
アイキャッチはChatGPTで作っていた。
最初は、それで困っていなかった。
でも、記事を1本作るたびに、画像プロンプトをコピーする。別の画面へ移る。生成した画像を選ぶ。採用した結果を、また制作の流れへ戻す。
画像を作ることより、その受け渡しのほうが少しずつ面倒になっていた。
ClaudeからCodexへ移した理由は、AIの性能を比べたかったからではない。
記事と画像を、同じ制作の流れに置きたかったからだ。
記事はClaude、画像はChatGPTだった
Claudeで記事制作の流れは作れていた。
企画を決める。
本文を書く。
レビューをする。
WordPressには下書きとして保存する。
公開後は、別の工程として記録やリンクを整える。
この流れ自体を変えたかったわけではない。
ただ、アイキャッチを作る段階になると、制作の場所が変わった。
画像の意図を言葉にする。
プロンプトをコピーする。
ChatGPTで画像を作る。
採用したものを、記事側の記録へ戻す。
1回だけなら小さい作業である。
でも、記事ごとに同じ受け渡しがある。
記事制作は進んでいるのに、画像のところだけ別の机へ移動している感じがしていた。
問題は性能ではなく、コピペだった
Claudeが悪かったわけではない。
ChatGPTの画像生成に不満があったわけでもない。
困っていたのは、途中で情報が切れることだった。
記事の主張は何か。
誰に向けて書いたのか。
どんな空気のアイキャッチにしたいのか。
記事を作った場所には、その判断が残っている。
画像を作る場所へ移るときは、その一部をもう一度渡す必要があった。
プロンプトをコピーする。
画像を生成する。
採用したかを記録する。
この往復は、作業を止めるほど大きくはない。
だから後回しにしやすい。
でも、記事ごとに繰り返すなら、制作の仕組みとして見直したほうがいいと思った。
もう1つ、契約も分かれていた。
当時の俺の場合は、Claudeに約3,000円、画像生成用のChatGPTに約1,650円を払っていた。
合計すると、月約4,650円だった。
これは一般的な料金の比較ではない。
当時の俺が払っていた金額の話である。
記事と画像が別の契約に分かれているなら、受け渡しだけでなく、支払いも分かれる。
Codexなら、記事制作と画像制作を同じ流れに置けた
Codexへ移してからは、記事制作の途中でアイキャッチだけを別の案件として扱わなくてよくなった。
企画を決める。
本文を書く。
レビューする。
WordPressへ下書き保存する。
その続きで、creative_directorがアイキャッチを作る。
画像は、本文の外にある飾りではなかった。
記事の主張や読者、残したい印象を受け取って作る制作物だった。
同じ制作環境に置くと、画像プロンプトをゼロから渡し直す回数が減る。
採用した画像の記録も、記事のカルテと同じ流れへ残しやすい。
移行後は、ChatGPT Plus約3,000円の契約内で、Codexによる記事制作とChatGPTによる画像生成を扱えるようになった。
俺の場合、月約1,650円減った。
料金だけで移したわけではない。
ただ、制作途中の往復と月額料金を一緒に減らせたのは大きかった。
Claudeの仕組みは捨てなかった
作業する場所を変えても、記事の作り方まで捨てる必要はなかった。
Claudeで作った停止ルールは、そのまま残した。
企画確認で止まる。
GOを受けたら、本文とレビューまで進む。
次のGOを受けたら、WordPress下書きとアイキャッチまで進む。
公開は人が決める。
公開後施工は、公開とは別に扱う。
役割分担も残した。
記事の判断は編集長が持つ。
本文はwriterが担当する。
確認はcontent_managerがする。
画像はcreative_directorが作る。
公開後の施工はjissouがplanを出してから進める。
article_stateも残した。
記事の狙い、書かないこと、レビュー結果、停止した場所、公開後の記録を、同じカルテに置く考え方である。
変えたのは設計ではない。
その設計を動かす場所だった。
移行して減らしたかったのは、AIではなく往復だった
ClaudeからCodexへ移した、と言うと、もっと賢いAIを探したように見えるかもしれない。
でも、俺が減らしたかったのはAI社員の数ではない。
記事と画像が別々の場所にある状態だった。
プロンプトを渡す。
画面を移る。
結果を戻す。
また記録する。
その往復を減らしたかった。
記事制作、画像生成、下書き保存、公開後施工を、同じ制作の流れとして扱えるようにしたかった。
Claudeで作った仕組みを捨てずに、Codexへ移した。
だから、移行は作り直しではなかった。
作業する場所をまとめ直しただけだった。
次は、その流れを最初から大きな編集部にしない。
「最初からAI社員を作らない。コピペでひとり編集長を起動する」で、雑メモを渡すところから始める。


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