Claudeに毎回3つのプロンプトを貼っていた
ブログ記事を1本書くたびに、Claudeに3回プロンプトを貼っていた。
1回目は構成案を出すプロンプト。
2回目はリード文を書くプロンプト。
3回目は本文を書くプロンプト。
それぞれにキーワード、読者像、記事の目的を毎回書いた。
毎回同じ説明から始まる。
毎回同じ文章を貼る。
それがブログ運営だと思っていた。
最初の1ヶ月はそれでよかった。
でも2ヶ月目に気づいた。
「俺、毎回同じことをやっている」
「1つのプログラムにできない?」と聞いてみた
ある日、Claudeにそのまま聞いてみた。
「毎回3つのプロンプトを貼るのが面倒だ。1つのプログラムにまとめることはできるか」
Claudeはこう返してきた。
「HTMLのフォームを作って、そこに変数を入力する形にできます。
タイトルや読者像を入力すると、3つのプロンプトが自動で生成される仕組みです」
プログラムという言葉を使ったのに、返ってきたのはHTMLだった。
でもそれが正解だった。
俺はエンジニアじゃない。
ファイルを開いてフォームに入力するだけなら、たぶんできる。
HTMLファイルに変数を入れることにした
Claudeと一緒に `prompt-generator.html` というファイルを作った。
中身はシンプルだ。
- 記事タイトルを入力する欄
- 対策キーワードを入力する欄
- ターゲット読者を入力する欄
- 検索意図を入力する欄
- 「プロンプトを生成する」ボタン
ボタンを押すと、3つのプロンプトが1つのテキストとして出力される。
それをコピーしてClaudeに貼るだけ。
毎回書いていた説明文が消えた。
入力する変数だけが残った。
これが、俺にとっての「設計」の最初の形だった。
STEPで分けると、役割が見えてきた
プロンプトをHTMLに書き直していくうちに、気づいたことがある。
構成案を出すのは「編集者の仕事」だ。
リード文を書くのは「ライターの仕事」だ。
SEO情報を整えるのは「SEO担当の仕事」だ。
それぞれに役割がある。
その役割をClaudeに渡していただけだった。
HTMLにSTEP 1〜4を書いたとき、初めてそれが見えた。
STEP 1は構成案。
STEP 2はリード文。
STEP 3は本文。
STEP 4はSEO情報。
役割が分かれていると、何が足りないかもわかる。
どこを修正すればいいかもわかる。
プロンプトを貼っていたときは、全部が混ざっていた。
役割が見えると、何かおかしいと思ったときに「どのSTEPの問題か」が特定できる。
これは、プロンプトを貼り直すだけでは気づけなかったことだ。
「何となく記事が良くない」ではなく、「STEP 1の構成がずれていた」と言えるようになった。
1つのHTMLファイルに全部入れると、使い回せなくなった
`prompt-generator.html` は便利になった。
でもすぐに問題が出た。
HTMLの中に、過去に書いた記事の文体サンプルをハードコードしていた。
つまり、特定の記事のテキストがHTMLに埋め込まれていた。
これはまずい、と思った。
「zuminのブログ」専用になっていた。
ファイルを開くたびに、
誰のためのプロンプトジェネレーターなのかを意識する必要があった。
別のブログに使おうとしたら、
HTMLの中を直接書き換えないといけない。
便利だったけど、
まだ使い回せる設計にはなっていなかった。
HTMLが教えてくれたこと
HTMLファイルを1つ作るだけで、ブログ運営の構造が見えてきた。
役割がある。
変数がある。
これは、ブログを書いているだけでは気づかなかったことだ。
仕組みを作ろうとしたから、構造が見えた。
このブログを始める前、俺はAIに記事を書かせようとしていた。
今は、AIにブログ運営の役割を渡す仕組みを作っている。
その最初の一歩が、HTMLファイル1つだった。
難しいことは何もしていない。
Claudeに「面倒だ」と伝えて、提案されたHTMLを一緒に作っただけだ。
エンジニアの知識は要らない。
「どう動かしたいか」を言葉にできれば、それで始められる。
学生のうちに、この差を知ってほしい。
「AIで書く」と「AIと設計する」は、まったく違う出発点だ。
今から始めるなら、最初から大きな仕組みを作らなくていい。まずはHTMLのプロンプトジェネレーターのように、毎回貼っている言葉を一か所に集める。繰り返すルールが見えてきたら、現在のCodex環境では「毎回のコピペが面倒になったら、AGENTS.mdに移す」へ進めばいい。
→ AIでブログを書く前に、ブログ設計図を作ろう。初心者のためのAI編集部入門
実際に使っていたプロンプトジェネレーターも公開しています。


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