雑メモを渡したら、企画案で止まってくれた

雑メモを企画案へ整理し、編集長の確認で止まる流れの図解 AI社員で記事を回す実践記録

AIに記事を書かせようとすると、渡すメモまできれいに整えたくなる。

タイトルを決める。
読者を決める。
見出しまで並べる。

でも、そこまで人間が決められるなら、最初から編集長に渡す意味が薄くなる。

前の記事「最初からAI社員を作らない。コピペでひとり編集長を起動する」でひとり編集長を起動したあと、次に必要なのは完成した発注書ではなかった。
思いつきと迷いが混ざった雑メモを渡し、本文の前で企画案に止めてもらうことだった。

雑メモは、まとまっていなくてよかった

雑メモは、結論が出ていないから雑メモである。

言いたいことが少しある。
読者が誰かは、まだ曖昧である。
記事にしたいが、何を中心にすればいいか決まっていない。

そのまま本文を書かせると、AIは空いたところを埋めながら進む。
あとで読むと、言いたかったことと少し違う記事になりやすい。

俺が残したかったのは、書き始める前に方向を見られる場所だった。

だから、雑メモをきれいな発注書へ直さない。
ひとり編集長へ渡して、記事の核と書かないことを先に並べてもらう。

整っていないことは、失敗ではない。
まだ人間が決める余地が残っている、という記録である。

雑メモのまま渡せること。

読者向けに用意した雑メモは、これだけだった

ここからは、読者が試すために用意した例である。
実在の読者から届いたメモではない。

わざと、タイトルも結論も決めていない。
短い箇条書きと、言葉になっていない迷いを残した。

ブログを始めたい
AIで書くと、何を書きたいか途中で分からなくなる
最初からresearcherとかwriterを作るのは重そう
学生向けなのか、自分と同じ初心者向けなのかも迷う
とりあえず1本できたらいい
記事を書く前に、何を決めればいいんだろう

これだけでいい。

「学生向けなのか」と迷っている一文も消さない。
その迷いを、あとで人間が確認する項目へ変えるためである。

雑メモを渡す役は、人間に残る。
ただし、素材を整理して企画案にする仕事まで、人間が先に抱えなくていい。

きれいな入力を作ることより、今ある迷いを渡すこと。
最初に必要だったのはそちらだった。

未整理のまま、渡す。

返ってきたのは、本文ではなく企画案だった

このメモをひとり編集長へ渡すと、返すのは本文ではない。
前の記事で決めた7項目の企画案である。

出力も、完成した正解ではない。
人間がGOを出す前に確認するための、仮の設計図である。

記事の核
AIで記事を始める最初の一歩は、役割を増やすことではなく、書く前の迷いを企画へ整理すること。

想定読者
AIで記事を書いてみたいが、何を渡せばいいか決めきれない人。

読者が持っている悩み
本文を書かせる前に何を決めればいいか分からず、AIへ渡すメモを整えすぎて止まる。

記事の主張
雑メモを完成した発注書に直さなくても、企画案で止まれば人間が方向を確認できる。

タイトル候補を3つ
雑メモを渡したら、企画案で止まってくれた
記事を書く前に、雑メモをひとり編集長へ渡してみた
本文より先に、迷いを企画へ並べてもらった

H2構成
雑メモは、まとまっていなくてよかった
読者向けに用意した雑メモは、これだけだった
返ってきたのは、本文ではなく企画案だった
止まったから、人間が決める場所が見えた
GOを出す前に、3つだけ確認した

書かないこと
複数のAI社員を作る手順
本文、レビュー、WordPressの詳しい工程
AIに任せれば記事が完成するという話

企画を確認してください。GOをもらうまで本文には進みません。

ここで、本文は1行も返ってきていない。
だから、人間は文章の出来より先に、記事の方向を見られる。

返ってきたのは答えではない。
次の判断をするための企画案だった。

本文の前に、企画がある。

止まったから、人間が決める場所が見えた

企画案が出たあとに止まると、何を人間が決めるのかが見える。

今回なら、「学生向けなのか、自分と同じ初心者向けなのか」が残った。
AIが勝手に決めず、想定読者として仮置きしただけである。

その仮置きを読んで、違うと思えば直せる。
記事の核が弱ければ、本文の前に戻れる。
書かないことに必要な話が入っていれば、そこも直せる。

本文ができたあとでは、直す場所が増える。
導入も、見出しも、例も、最後の着地も見直すことになる。

企画案で止まると、まだ直す対象は少ない。
人間は、書き直しではなく方向の確認に集中できる。

止まることは、AIの仕事を遅くするためではない。
人間が判断を遅らせないための場所だった。

止まるから、決められる。

GOを出す前に、3つだけ確認した

企画案が返ってきたら、全部を細かく採点しなくていい。

俺なら、3つだけを見る。

  • 記事の核は、今いちばん言いたいことになっているか
  • 想定読者は、自分が届けたい相手からずれていないか
  • 書かないことは、今回の記事の外側を守れているか

この3つが合っていれば、本文へ進むGOを出せる。
どれかが違えば、企画案へ短く返せばいい。

たとえば「学生向けではなく、AIで書き始めたばかりの人へ寄せたい」と伝える。
本文を全部書かせてから直すより、返す言葉はずっと短い。

次に出すGOは、何でも書いていいという許可ではない。
企画の方向はこれで合っている、という確認である。

次は、そのGOのあとに本文とレビューがどこまで進むのかを書く。

GOは、本文の前に出す。

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